エコ＆節約>ガソリン価格の歴史を振り返ってみよう

2008年は私たちドライバーにとって、
ガソリンの値段に振り回された、という印象が強い一年でした。
８月にガソリンの全国平均価格が過去最高を更新したかと思えば、
原油バブルが弾けてからは急速に下落。
12月末の時点での全国平均価格は
４年半振りに110円台を割り込みそうな気配にさえなっています。
ところで、過去の価格動向はどんな風だったのでしょうか。

平成16年より前の５年間は
100円／Ｌ台で落ち着いていたガソリン価格ですが、
世界的な原油価格の値上がりの影響を受けて
平成16年には一気に20円近く上昇します。
ところが、それ以降は毎月上げ下げを繰り返しながら
20年に入るまでおおむね130〜140円台で推移してきました
（一部地域や離島を除く）。
ガソリンの原料である原油の価格が
月を経るごとに著しく上昇し続けていたのに、
日本のガソリンの小売価格はその影響を最小限に抑えられ、
比較的緩やかな値上げ幅に収まっていたのです。
こうした背景には
石油元売各社やガソリンスタンドなど小売店の
必死の経営努力の積み重ねがありました。
「普段から日常的に自動車を運転しているけれど
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業者側の努力が限界に達した平成20年、
原油価格の高波がついに消費者のふところに押し寄せてきたのでした。
しかし、これを逆説的に考えると
業者側の防波堤によってずっと守られていた私たち消費者が
ガソリンの本当の値段と向き合う時期がようやくやってきた、
と言うことができるかもしれません。