エコ＆節約>飲んだら乗るな！　意外と長く残るお酒の影響

『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』はドライバーの鉄則。
そんなことは当たり前の話ですが、中には
「ちょっと飲んだくらいなら、一眠りしたら覚めるんだよ」
と言っては酒宴に車で駆けつけるケースもまれに見られます。
しかし、どんなにお酒に強いと言われる人でも
「ちょっと一眠り」くらいではお酒は抜けてくれないものなのです。

人間の身体に吸収されたアルコール（メタノール）が
分解されるスピードは、１時間におよそ５〜８ｇ。
例えば１時間程度も仮眠するとして、
その間に分解されるアルコールは
ビールにして200ml、日本酒では60mlくらい。
つまり、乾杯のグラス一杯のお酒を飲んだだけでも
アルコールの身体への影響は１時間も続くということなのです！

ここで、ひとつの覚えておきたい基準をご紹介します。
　・ビール…大瓶１本
　・サワー…１缶
　・日本酒…１合
　・ワイン…グラス２杯
　・焼酎……生で0.6号
　・ウイスキー…ダブル１杯
これは「お酒の１単位」と称されるもので、
純アルコールに換算して約23ｇになる量です。
１単位のお酒を摂取すると、
約３時間は体内にアルコールがとどまることになるので、
その間は「酔っているはずだ」と考えなくてはなりません。
自分自身を過信せず、
飲酒運転は絶対にしない、という固い意志を貫ける人こそ
本当にお酒に強い人と言えるでしょう。